耐震補強工事中

広島県福山市内で耐震補強とリフォーム工事中ーNEW   2015年8月~12月

岡山県の私の建築設計事務所から隣の広島県福山市にて、住宅を耐震補強してリフォーム工事をしています。

施主様は、かねてから築30年の今お住まいの住宅を新築建て替えか?一部増築してリフォームするか?検討されていました。
長年悩まれた結果、これからも住み続けられるよう、住み慣れた住宅を全面的にリフォームする決意されました。

リフォームの目的は
・ 住宅の強度に不安があるので、専門家に調査してもらい、耐震補強工事をしたい。
・ 冬寒いので断熱性能を高め、冬寒くないようにしたい。
・ 築30年になるので、キッチン・風呂・洗面など新しくしたい。
・ 住み続けられるよう、バリアフリーにしたい。
・ 当事務所の木を生かしたデザインを取りれたい。 などなど


設計前に耐震診断の調査を行い、ご規模のリフォームの間取りに合わせて耐震補強計画をします。

耐震補強と断熱性能アップを重視して、トイレ・浴室・洗面・キッチンなどの水廻りの改修、リビング・ダイニングの間取りの変更、2階増築をまとめて、設計図を完成する。そののち福山の建設会社3社から見積を出してもらう。

施工建設会社を絞込み、工事金額を交渉して工事契約を結び、解体工事に入る。

ダイニングの室内の中心に位置する、通柱を撤去するので、施工会社の担当者と施工方法・梁の補強方法を協議を重ねる。

解体をすると浴室・洗面所周りの柱はシロアリの食害にあっていた。

左の柱は建物の隅柱で、屋根から荷重を受けれなくなっていた。

柱を取替て、床組が出来たら白蟻駆除を行う。

新しく壁となる箇所に基礎を施工する。

増築部分の基礎ー既存の基礎と鉄筋を結ぶ

既存の柱と梁は接合金物を設ける。筋交いにも金物を取り付ける。

新しく挿入する柱や梁桁材に取り付ける補強接合金物

現状に合わせて梁桁の組み方を検討

新しく挿入した太い梁の下には柱を設けて、荷重を受ける。既存の柱とはリフォーム用接合金物で堅結する。

下屋部分の天井裏は合板を貼り水平剛性を持たせ、2階の荷重をスムーズに1階の壁に流す。

岡山市内で耐震補強工事しました          2014年11月~2015年2月    

岡山市の耐震補強補助金制度を利用して、現在数棟ー耐震補強工事ーの設計監理をしています。

 

岡山市内の住宅例

在来木造住宅 建設年度昭和51年頃 2階建て 床面積111.8㎡

■ 初めに岡山市建築指導課で「耐震診断」の申し込みをされ、現在の構造の評価を出しました。

■ 「耐震診断」報告書をご覧になり、「倒壊する可能性が高い」の判定を受け、岡山市建築指導課に「耐震補強計画」の申し込みをされました。

耐震評価ソフトに住宅を調査したデータを入力すると、1・2階のX・Y(東西・南北)方向の構造評価は点数で評価されます。

この住宅は、1階南北方向が0.61評点で倒壊する可能性が高い、南北方向が0.90評点で倒壊する可能性が高い。

2階南北方向が1.01評点で一応倒壊しない、南北方向が1.35評点で一応倒壊しないの判定。

構造の総合評点は数字の一番悪い数字になるので、総合評点0.61ー倒壊する可能性が高いと判定されます。

評点が1.0を超えると「一応倒壊しない」と判定されます。


1階南北方向が0.61評点で良くないですが、ほかの方向は1.0前後であり、耐震診断調査件数の中では耐震性は高い住宅でした。 


耐震性能を高めるため、1階南北方向・東西方向とも構造評点が1.0以上になるよう、耐力壁を設け「一応倒壊しない」住宅になるよう「耐震補強計画」を作成しました。

防災科研では、文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、建築­基準法が大幅に改正された1981年以前に建てられた、実物の建売住宅の実験を行いました。

1981年以前に建てられた住宅と、その住宅を耐震補強した住宅を、同じ実験台で阪神大震災の地震強度で揺らしています。


実験結果はYou Tubeのこちらでご覧になれます。

建設会社から「耐震補強見積」を出してもらい、岡山市耐震補強工事補助申請を申し込みしました。

2階南北方向の評点が1.01なので、評点を少し上げるため2階も耐震補強工事をします。

補強する壁の仕上げ、下地を解体します

1階南北方向の壁に、新たに筋交いを入れます。

筋交いの強さに合わせて、柱と梁を繋ぐ金物を取り付けます。

柱の根元も金物で基礎と繋ぎます。

コンクリート基礎に穴を開け、ケミカルアンカーを挿入しボルトを埋め込みます


柱に取付けるホールダウン金物、ボルトで基礎と柱をつなぎます。耐力壁の強さにより、使用する金物の選定が重要です。


土壁を一部撤去して、柱と土台に金物を取付ける


金物を取付けた壁の穴をふさぐ。


                               壁を塗って完成


柱と梁に接合金物を取り付けることにより、耐震強度を高めます。

柱と基礎も金物で繋ぎ構造強度を高めます。金物の種類は壁の強さによって選定します。

これから壁を塞ぎ仕上げ工事に入ります。

押入の壁を合板で塞いで完成


応接間の壁の一部ー1階建物の隅ーを撤去して柱と土台、梁に金物を取付て耐震性を高める。


断熱材を充填して壁をふさぐ


壁・天井に元に近いクロスを張替えて完成ー使っていなかった応接間がよみがえりました。


耐震補強制度を利用して耐震評点0.61から1.01に補強できました。

さらに、自己工事負担にて2階の壁の一部も補強して、耐震評点1.27にアップしています。


岡山・倉敷を中心に住宅のリフォームの設計・監理に関する相談は    

住まいの設計が得意な建築家 (有)宇川建築計画事務所

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